東京から新しいガーデニングスタイルとクリスマスローズをお届けします。ヘレボルスの育種を行い日本人の感性と自然環境にかなった新品種を育種し生産販売をしています。花とおしゃべりブログでクリスマスローズの育て方や花の病害虫対策、植物の魅力と楽しみ方とガーデニングの話題と写真画像をお楽しみください。 開花株と種苗のお買い求めは若泉ファームのクリスマスローズ販売ネットショップと直売で。 font>

2015年11月30日月曜日

ルージュピコティ 秘すれば花

 
ルージュピコティと呼んでいる一重のクリスマスローズです。

なぜ、ルージュピコティって呼ぶのと聞かれます。
それは女性の口紅、ルージュ。
赤色のこと、転じて口紅。

白地の花弁の先端付近に赤くピコティが纏わり付く。

ホームページの中段、Flower of tabl の画像にその花が載っている。
しかしちょっと見たところではただのピコティのクリスマスローズ、その花の蕾があがってきています。
今日この頃、11月の末に咲いてくると、これは狂い花、少しばかりおませなクリスマスローズ。

それはさておき、このルージュピコティ、ただ者ではありません。
花弁が開くと何となく普通のクリスマスローズとは違う。

雄しべの軸色が赤。

世阿弥が残した風姿花伝に秘すれば花、、、、、。


2015年11月25日水曜日

クリスマスローズの古葉切り

師走の声が目の前で聞こえるようになりました。

クリスマスローズの開花が予定されている株では春に出た葉の間や株元に小さな蕾が見られます。
今の季節、秋から冬への間は花芽を大きくするエネルギーが満載。土の中では根が伸び花芽の充実を図っています。

この季節の仕事として古葉切りがあげられますが無闇矢鱈に古葉を切れば良いということがまかり通っています。
クリスマスローズの成長に合わせて切ればそれほど問題は発生しませんが方法を間違えると後で悔やみとなってしまうことが往々にして発生します。

まずは古葉を切り取る時期。早くとも画像のようにローソク状に蕾の元がはっきりわかり大きくなってきてから。
そして切り取る部分は根元から3~5センチほど上で切る。
気象は晴れ、雨や曇りの日ですと切り取った切り口の乾きが遅くなり、病原菌の進入やいつまでも株の水が流れ出して乾きにくくさせてしまいます。

庭植えなどの場合には寒さがきつくなると蕾が伸びようとして古葉を外側に広げる現象、ロゼット状といわれますが、そのように横に倒れてからで古葉切りの目的はかなえられます。

そんなことから切る場合は晴れている日に。 

そして古葉を切る器具、ほとんどの方はハサミになるでしょうが必ず第三リン酸ナトリウムの溶液で一株ごとにハサミを消毒する。
花郷園故野口氏によって日本に新しいクリスマスローズが導入されてから20数年過ぎましたが、その頃からウィルス性の病気、ブラックデスが栽培上の問題となっています。
病害をもたらす害虫の退治としていくら殺虫剤を散布していても、最後の最後でハサミを確実に消毒して古葉切りを行わないとさらにブラックデスなどの病害を蔓延させてしまうことになりかねません。

ハサミをライターで炙ればウィルスは死んでしまうという方もいるようです。
しかし火で炙るとハサミの刃はなまくらになってしまい使い勝手が悪くなるというのは中学の技術の授業で教えられる。
ウィルスを不活性化させて増えなくする効果のある第三リン酸ナトリウムの溶液を使ってハサミを消毒するのが最も効果的と思います。

植物ウィルスとはリンク。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E7%89%A9%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9


2015年11月17日火曜日

クリスマスローズ クロアチアカスダブル 花芽付き販売

 
秋も押し詰まってきたかなと思っていたら、思いもかけない気温の高さ。
今日はクリスマスローズの種を撒いているそばから汗がしたたり落ちてきました。
今朝まで、花芽があるかもしれませんとして販売していたクロアチカスダブル。
ほとんどの株の元に小さな蕾が。

http://www.wakaizumi-farm.com/shop/9_304.html




2015年11月16日月曜日

卑弥呼 クリスマスローズ シングルとダブル

 「卑弥呼」。
真っ赤な花弁の内側にある雄しべ。
普通はクリーム色の軸に黄色い葯。

このクリスマスローズの雄しべの軸の色はクリーム色ではなく真っ赤な色に彩られている。
何も絵の具をなすりつけて色をつけたわけではなく、自然の状態での赤。
真っ赤な花色に赤い雄しべの軸色、その先の葯の色は黄色。
赤い色を擬人的に表すと女性を意味することが通例と思います。

そんなことからこのクリスマスローズの名前を「卑弥呼」と名付けています。
シングルができたのだから次はダブルと考えるのが育種の掟。

下のクリスマスローズダブルも卑弥呼の血を引いて雄しべの軸色は赤。
しかしクリスマスローズの女神はそう簡単には希望を叶えてくれそうもない。

なぜ、発芽から1~2年の育ちが非常に難しい。

2015年11月9日月曜日

スイセン ガリルが咲き始めた

 
真っ白なガリルの花が咲き始めています。

スイセンと言うと真っ先に黄色いリップの日本スイセンの花と香りが思い出しますが、このスイセンガリルは日本スイセンとは趣が少しばかり違ってきます。

他のスイセンに先駆けて咲いてくれるのはとても嬉しいのですが日本スイセンの爽やかな香りとはちょっとばかり違うのがつらいところです。

初めてガリルの花の匂いをかいたとき何となく石油臭く感じてあれれとなった覚えがあります。
今年は例年より若干、花が咲くのが早く感じていますがそれだけ冬の訪れが早いのでしょうか。

ガリルの花が咲いてくる頃には夏にできたクリスマスローズの花芽も少しずつ膨らみはじめ、さあもう少しでクリスマスローズの花が見られると、、、、、、、、、。

まだ咲き始めて間もないところですのでそう気にしなくてもよい時期なのかもしれません。そう思うまもなくクリスマスローズの古葉切りもまもなく始まります。

古葉をいつ切らねばと、また古葉を切る必要な無いなどと論争する人もいないではありませんが、切る切らないは栽培している方の美意識に頼るしかありませんので、まっどちらでもそう大きな問題は起きないのではと思っています。
蕾が太り茎を伸ばすことから見られる現象、ロゼット状と言われる古葉が横に倒れるまで古葉切りはほおっておいて問題はありません。

ただ古葉を切るときにはウイルス性の病気を伝染させないよう第三リン酸ナトリウムの溶液でしっかりハサミなどを消毒してからにしていただきたいと思います。

2015年11月1日日曜日

国内実生 チベタヌスの蕾

 あと三年待つんだぞ。
そうするとペールピンクの優しいクリスマスローズチベタヌスの花がたくさん見られるのだが。

だが、と書くには訳がある。
このチベタヌス、
クリスマスローズの原種の中でも気むずかしいことで定評がある。
まずは腐らせてしまうのが上手な人が世の中にはたくさんいる。
自分もその一人だが。

15~6年ほど前に中国からの山取の株を入手したのが最初の出会い。
絹にチャレンジした頃だったが、やっと入手したチベタヌスはその年に腐らせてしまった。
ハイブリットではほぼそのようなことは無いのだが、このチベタヌスに限って腐らせるのが誠に上手でした。

10年くらい前を持って輸入チベタヌスには確実に別れを告げ実生にチャレンジ。
その実生さえも裏切る。

 
 これほど難儀なクリスマスローズは無いと思いつつ、チャレンジは続くのですが捨てる神あれば拾う神ありで少しは上手になったのではと最近は思うようにしている。

よく自生地に学べと言われます。
自生地は数千キロ日本から離れた山里。それも中国四川省。
東京のど真ん中でチベタヌスを栽培するのはどだい無理なことは解っているが、中国の環境をまねするよりチベタヌスに日本の環境を学んでもらうようにしようと思った。
それの方が早く目的にたどり着ける感じがする。

植え替えしてから2週間を過ぎる頃になると蕾もふっくらしてきて楽しみも大きくなります。
来年の二月にはしっかりペールピンクの花を咲かせてくれるように今は祈るだけ。


クリスマスローズの苗 植え替え1月の違い

 
 まだ本格的な秋には時間がある9月27日に、今年の1月に発芽し3月に7.5センチのビニールポットにあげて約半年したの苗を植え替えしたのが上に画像。

ポットのサイズは12センチ。

10月25日までは遮光ネットの下で過ごしています。
肥料は何を使っているのと聞かれますが、肥料の商品が数ありますので特に選ばずIV化成肥料を植え替え後1週間過ぎてから6粒ほど撒いています。

下の画像は11月1日、今日です。
苗の位置を移動していませんので、植え替え後1ヶ月の成長の様子がわかるかと思います。
新葉の数は各苗ほぼ2枚程度発生しています。


ちなみにこの苗は多弁のF3。

 
下の 多弁のクリスマスローズはF2。
このクリスマスローズピンクダブル、花弁の数は普通です。
ただ多弁のクリスマスローズには課題が多すぎるのが玉に瑕。
内弁の重ねが二段か三段位なら特に問題にはならない、花弁の数が多くなるに従い下垂咲きになってしまうという癖が出てくる。

花弁の数が多くなるに従い花弁の中にある水の重量。
そしてオリエンタリス系特有の花首の細さと長さ。

下垂咲きも悪くはないでしょうが、、、、、、、兼ね合いが難しい。