クリスマスローズの花も桜前線の北上とともに終わりを告げてきました。
あれほど賑わっていたクリスマスローズの庭も、もうしばらくすると次の植物や花のその席を譲ることになります。
ピンクのクリスマスローズダブルの花も次第に退色して、近くに植え込んだ寒河江ギボウシは大きな葉を広げて そろそろ出番だと言っているかのようです。
寒河江ギボウシ。
もとをたどると大正時代のことになりますが山形県のとある農家の庭先に植えられていたギボウシです。
その斑の入った大型のギボウシを園芸関係者が見つけて世に出したのが始まり。
その昔、江戸時代にさかのぼりますがシーボルト達によってヨーロッパの国々に紹介されたのが始まりで、その国の人々によって育種され日本に逆輸入されて現在では日本だけで無くアメリカやイギリスをはじめとしたヨーロッパの国々で大変もてはやされていますが、日本ではもう一息という感じです。
この寒河江で生まれた寒河江ギボウシ。
黄色い斑の大型品種ですが最大のポイントはクリスマスローズの花が終わり花茎を切り取ったあとの寂しさを紛らわせてくれ、季節の移り変わりを知らせてくれるところでしょうか。
ギボウシの中では大型の品種に属しますが、クリスマスローズを庭で栽培している方にはぜひクリスマスローズのパートナーとして一緒に植え込んで楽しんでいただきたい品種です。
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