あと三年待つんだぞ。
そうするとペールピンクの優しいクリスマスローズチベタヌスの花がたくさん見られるのだが。
だが、と書くには訳がある。
このチベタヌス、
クリスマスローズの原種の中でも気むずかしいことで定評がある。
まずは腐らせてしまうのが上手な人が世の中にはたくさんいる。
自分もその一人だが。
15~6年ほど前に中国からの山取の株を入手したのが最初の出会い。
絹にチャレンジした頃だったが、やっと入手したチベタヌスはその年に腐らせてしまった。
ハイブリットではほぼそのようなことは無いのだが、このチベタヌスに限って腐らせるのが誠に上手でした。
10年くらい前を持って輸入チベタヌスには確実に別れを告げ実生にチャレンジ。
その実生さえも裏切る。
これほど難儀なクリスマスローズは無いと思いつつ、チャレンジは続くのですが捨てる神あれば拾う神ありで少しは上手になったのではと最近は思うようにしている。
よく自生地に学べと言われます。
自生地は数千キロ日本から離れた山里。それも中国四川省。
東京のど真ん中でチベタヌスを栽培するのはどだい無理なことは解っているが、中国の環境をまねするよりチベタヌスに日本の環境を学んでもらうようにしようと思った。
それの方が早く目的にたどり着ける感じがする。
植え替えしてから2週間を過ぎる頃になると蕾もふっくらしてきて楽しみも大きくなります。
来年の二月にはしっかりペールピンクの花を咲かせてくれるように今は祈るだけ。