2017年6月27日火曜日
梅雨空に覆われたアガパンサスの季節
空はどんよりした梅雨空で今にも雨が降ってくる感じです。
つい、数日前までは雨が降らないと嘆いていましたが、いざ梅雨空が天を覆ってくると晴れの空が懐かしく感じます。
アガパンサス。
南アフリカの原産です。
アフリカと聞くと暑いと思うのは常ですが、アフリカと言っても砂漠もあり、密林のジャングルは有り、草原も有りでなんでも有りのようです。
そのアフリカからやってきたアガパンサス。
日本の空気に合ったのか数株植えると数年後にはジャングル状態で梅雨空を吹き飛ばしてしまうほど茂って薄い空色の花をたくさん咲かせて、うっとうしい梅雨空を楽しげに見せてくれる最たる花です。
草そのものの丈は5~60センチほど。
茎の間からスクッと花茎を伸ばしてその先端に葱坊主のように花を咲かせてくれます。
関東地方での開花時期は6月中旬過ぎ。
梅雨に入ろうか入るまいかと言う頃に茎を伸ばし始めてきます。
このアガパンサス。
クリスマスローズととっても似合う植物です。
ギボウシと同様、土を緑の葉で覆ってくれます。
クリスマスローズの大きな葉がやはり土を覆ってしまうと、どこからか小鳥さん達が運んでくれた草の種から芽生えて草たちは日光を仰ぎ見ることが出来なくなって枯れてしまいます。
そのためも合ってやっかいな草取りの手間が省けること請け合い。
園芸店で売られていたら、いますぐ一株植えると良いかも知れませんよ。
ただしクリスマスローズから50センチ位は離してくださいね。
2017年6月4日日曜日
絹の夏越し
庭植えのクリスマスローズもヒメシャラやナツツバキ、モミジの葉陰で涼しく過ごしています。
絹は特等席、70パーセント遮光のビニールハウスで元気に夏をやり過ごそうとしていますが、ただやり過ごさせるだけで無く春先からのダニ予防のためのダニ剤を一定期間ごとに散布していますので今のところダニの被害は見当たりません。
浸透移行性の粒剤を用土の中に混ぜるのと、液剤を一定期間ごとに散布していませんと気が付いたときには葉をぼろぼろにされる恐れがありますのでお求めいただいたお客様方には細心の注意を払っていただけたらと思っています。
ニゲルやアゥグチフォリウスを使った交配種ではダニだけで無く蛾や蝶の幼虫によって葉を食い荒らされてしまいます。
上は蝶の幼虫に食われた痕ですが、鉢土には浸透移行性の粒剤を入れてありますので食い荒らされる前に薬の毒に当たって幼虫は死んでしまったようです。
全国的にモンシロチョウなどは少なくなってきているようですが、もしクリスマスローズの近くをモンシロチョウが飛び回っていたら注意してください。
飛び回ってから2週間ほどすると卵から孵った幼虫の食害が見られます。
飛んでいるときの蝶は綺麗で可愛いのですが、幼虫時代は食欲旺盛でニゲルなどの柔らかい葉はものの見事に食い荒らされてしまいますので狂って出てくる新しい葉には注意してください。
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