クリスマスローズの花でガーデナーの皆様の笑顔がみたい。東京から新しいガーデニングスタイルとクリスマスローズをお届けします。ヘレボルスの育種を行い日本人の感性と自然環境にあった新品種を育種し生産販売をしています。花とおしゃべりブログでクリスマスローズの育て方や花の病害虫対策、植物の魅力と楽しみ方とガーデニングの話題と写真画像をお楽しみください。開花株と種苗のお買い求めは若泉ファームのクリスマスローズ販売ネットショップと直売でお求めください。

2017年12月30日土曜日

ヘレボルスの原種 プルプラスセンス

 
 農場からプルプラスセンスの蕾付きの苗がやって来ました。

苗は時たま、販売されることがありますが蕾付きとかなると何処にでも出てくることは無いようです。

秋田の高杉さんから10数年ほど前に譲ってもらったプルプラスセンスからの実生苗で思いでも深い種類です。

彼が遊びに来たときに話したことが思い出します。

「現地でプルプラスセンスの花を見ると青いんだよ,空の色なんだよ」、興奮して話していたのを思い出します。

今は閉鎖してしまったホームページサイトにもこのプルプラスセンスの花色の事が載っていたと思いますが、クリスマスローズと言う植物を仕事としている身には懐かしい思い出となってしまいました。

クリスマスローズのハイブリッドならいざ知らず、原種となると花を咲かせてくれるまで早くて5年、苗で販売すれば一番良いのですが、それでは面白みが無い。

ネットショップと直売で販売の予定です。


2017年12月29日金曜日

池袋サンシャインでお目見えする交配種 絹

 
 クリスマスが終わり大晦日が近くなると街は静かになってきました。

18~9年の間、育種を続けてきたクリスマスローズの原種ニゲルとチベタヌスの交配種、絹。

一時は実生での増殖が難しいと言われて株分けでと一時は考えていましたが、神様の思し召しで実生での増殖に成功したのは7年くらい前。

株分けだと株そのものの回復までに時間がかかり、また数は作ることができない。

あるとき発芽から三年目を迎えた絹の苗が全てニゲルにはならず絹独特の葉になった。

それから数年、初花が咲くと全て絹。

 
 一部は販売していますが、残された株がこの画像の鉢です。

蕾は膨らみ、株の中には濃いピンクを見せているものあり、濃いピンクの色が淡く桜色に開くまではあと一月半。

鉢は尺を超えているものに入っています。

今は厳寒期に向かう時期のため有機肥料は使わず化学肥料を使っています。

朝、9時頃から日光に当たり昼過ぎ2時頃には陰になってしまう場所での管理。すでに葉は生気を失ってきて一部は株もとから切り取ってしまっています。

絹は根の量が非常に多くスリット鉢のような柔な鉢ですと鉢そのものを歪めてしまいます。
そのためもあって駄温鉢での管理が望ましいですが鉢の重さと土の量が大きくなりますのでプラスチックの鉢での管理も一時的には必要になってきます。

 2月16日の金曜日から始まる池袋サンシャインシティのクリスマスローズの世界展。

若泉ファームのブースで花が咲いている株をご紹介できるかと思います。

用意した株は12株、全ての株が同時に花を開かすことはまず無理ですので展示予定の株は大芽に作っています。

サンシャインでの売店では、友人がオープンする、ミューにて開花株の販売もいたします。

 
 ネットショップと直売、そしてサンシャインで販売する絹の見本。





2017年12月27日水曜日

ニゲルのセミダブル

 
 ニゲルと言えばクリスマスローズ。

クリスマスローズと言えばニゲル。

雪のような純白で汚れの無い花。

そのニゲルのセミダブルです。もちろんメリクロンで増やすことは難しく、むしろ実生で増やす方が自分には簡単。

メリクロンとなると、それなりの設備と技術、それが必要でお金も時間もタップリかかる。

それだけでなく遊びでやるなら良いかもしれませんが仕事となると一定の数を作らなければ採算がとれなくなってしまう。

 
 昨年の春に咲いたニゲルダブルF2同士を掛け合わせた苗で、花が咲くのは一年後。

今は3.5のビニールポットに入っているが3月にポット替え、そして秋にもう一度ポットを替えて翌年の1月に開花。

もう一度上に載せているニゲルの花をジッと見ていただければ何かが見えるかも知れません。

全く気の長い話ですが興味のある方は、このニゲルを記憶に止めていただければと思っています。

2017年12月24日日曜日

日本の卑弥呼 咲く

 
 12月24日、イエスキリストが生まれた日といわれる一日前の日。

クリスマスイブ。

若泉ファームが育種したクリスマスローズの第三番目の花。

一番はシングルホワイトの糸ピコティ、つずいてグリーンピコティの翡翠、その翡翠につづいて作ったのが卑弥呼。

10年ほど前はダブル人気に押されてと言うか狂ったようにダブるのクリスマスローズと言われて、その頃からシングルのクリスマスローズは生産者も客も見向きもしなくなっていた。

今日、若手の生産者から電話があり、シングルの種が欲しいとの要望。

市場にも生産者の所にもシングルの花が無くなってきているという。

それはそう、ただ単に市場での価格に押されてのこと、クリスマスローズの美しさがどうのこうのと言うのでは無く、ただ単に珍しいとか賑やかでとか、雑誌に載っていたからと。

そんな状態が、ここ10年つずいている。

クリスマスローズのバイヤーさんもダブルには飽き飽きしてきてシングルの花の良いものは無いだろうかと探している。

実際のこと、お客様もその辺は意気投合しているようだ。

 
この赤シングルのクリスマスローズ、実生で増殖してきているがほとんど狂いが無い。
 
しかし難点がある。
 
いや長所かも。
 
それは早く咲きすぎること、温度処理をしなくてもクリスマスイブに咲いてくれることは有る反面願ったり叶ったりかもしれません。
 
 http://www.wakaizumi-farm.com/himiko-kurisumasuro-zu.html


2017年12月22日金曜日

クリスマスローズの発芽 双葉発見


例年と同様、6月から高温処理を開始し10月も末頃にビニールポットに蒔いたクリスマスローズの種が双葉を持ち上げています。

20年近く、毎年同じようにクリスマスローズの種蒔きをしてきましたが、暮れの、まさに冬至に日に発芽するとは全く思いもよりません。

早期発芽などと言うことはやらずに、自然の状態での栽培がクリスマスローズの将来に良い恵みを与えると思います。

5月頃に気象予報では、今年の夏は猛暑と言われ、ところが全く猛暑と言うことも無く雨の多い夏で秋にも同様でした。

ここ12月に入ってからは極端に寒く、日本海側では例年にない雪。

関東では雨が降らずと言うところがクリスマスローズの発芽に影響しているのかも知れません。

2017年12月21日木曜日

絹をお求めいただいたお客様へのお知らせ

 昨年、今年とクリスマスローズのオリジナル品種、絹をおもとめいただだきまし荒れることとたお客様へのお知らせです。

発芽から1年10ヶ月を迎える絹の芽の状態です。

お求めいただきました絹はほとんど2~3枚程度の葉が残っている状態でお送りさせていただきましたが、お届けから2ヶ月ほどの今日この頃ですと、土の中や枯れ始めた葉の脇に赤い芽や葉が見られることと思います。
 ここに載せた画像は昨日撮影したものですが、ほぼ春に発生した葉は枯れてしまい、ところが土をほじくると赤い芽や、緑色の葉が顔を覗かせています。

11月に入った頃から、週一で800倍に希釈した液肥を与え、それに加えメネデールの100倍液を10日に一回ほど与えています。

ニゲルとチベタヌスの交配種の性か、秋も押し詰まって葉が残っているものより幾分か葉が枯れてしまった苗に葉芽が早く発生してくるようです。


 
 年が明けてクリスマスローズのシーズン突入する頃まではしっかり太陽の光に当て、過保護にはしないで養生してください。

関東では2月になる頃には数枚の新葉が発生してくると思います。

そのタイミングで11.5のビニールポットから12センチくらいのビニールポットに根をほぐさないでの植え替えをお願いいたします。
 
 先日、こられたお客様が根を水で洗うんですかとの質問にビックリしてしまいましたが、決して根をほぐしたり水で根を洗うのは御法度です。

水で根を洗うと本に出ていたらと話していましたので、それは決して良い栽培方法では無くむしろ土の中に生活していて植物に良い影響を与える微生物などを捨ててしまうことになりかねません。

また根と根の間に用土を詰め込むことは大変難しいことですので避けるようにとお話ししましたが、特に幼い根の場合、根を洗うことは禁物です。

また植え替え後の施肥は少なくとも1~2週間は与えず、植え替えで根が傷ついたのが回復してから与えてください。

植え替え後、2~3週ほどして旺盛に新しい葉が伸びてきたら遠慮しないで肥料を与えることです。


クリスマスローズの古葉切り ロゼット状

 
 今日の朝、8時に出かけようとして車の温度計を見ると2度。

曇り空だったので晴れとは違って少しは高い温度。

しかし10分以上車を走らせてもエンジンの動きは鈍い。

それだけ気温が低い。

それに喜んでいるのはクリスマスローズ。

春から伸びてきた古葉が横に倒れてきて、その中心に花芽が伸び出そうと、いまかいまかと待ち構えている。

葉が倒れることをロゼット状とも言うが、この頃になってから花芽が伸びるのを邪魔しないように切る。
それと一般に言われていないことだが、クリスマスローズに害をもたらす害虫の卵が葉の裏側や別れ際に産み付けられている。

それを一網打尽に取り去る役目もする。
 
 クリスマスローズの古葉切り、日が当たるように、花芽が伸びるのを邪魔しないように、空気が通りやすくするためにと言われているがダニやアブラムシなど、クリスマスローズに悪影響を与える害虫の卵を取り去り、農薬の使用量を少なくすることも重要かも。


2017年12月17日日曜日

クリスマスローズ 絹 販売までもう少しです

 
 シベリアからの寒風にゆられて絹の蕾が大きくなってきました。

10月の頃では茎の側で小さな蕾がくっついていたのが寒さが厳しくなるにつれ蕾が大きくなって春よ来いとでも言っているかのようです。

実生発芽からすでに5年目を迎えようとしていますが発芽から2年の育ち方は遅々として進まず、いったい花が咲くまで、あと何年と言う具合でしたが、ココまで蕾が大きくなってくればしめたもの。

クリスマスローズのハイブリッドならココまで悩む必要は無い。

ニゲルとチベタヌスの交配種だからこそ育ちが鈍く、しかし旺盛な生育を見せるのはこれから。

一度花が咲くと翌年は数倍の桜色の花を数多く立ち上げて芽を楽しませてくれる。

今は寒さに震えている絹ですが少しでも気温が緩んでくる1月下旬、1日見ないでいると茎が立ち上って来るのが解るようになります。

 
 中には大きな蕾の脇に小さな蕾が幾つも寄り添っていたり。


絹の蕾がピンク色を見せようとしているものもある。

数日前に、崩れた鉢の表土を取り去って立ち上がってくる蕾が土で汚れないようにしたり、今秋二度目の施肥。

春、ネットショップにお目見えします。

http://www.wakaizumi-farm.com/shop/index.html

 
この状態から1年。
 
気が付くと数多くの蕾が秋になると膨らんでくる。
 
実生から作られているため旺盛な育ち方をみせてくれ、よほどのことが無い限り春には数多くの花を楽しませてくれる。
 
 1年後は7号の鉢に収まって蕾を膨らませようっとしている。

 

2017年12月16日土曜日

クリスマスローズの世界展招待券プレゼント発表




 
毎年、師走恒例の若泉ファームが募集します、東京は池袋サンシャインシティで開催される「クリスマスローズの世界展」、招待券プレゼントに応募いただきありがとうございました。
 
22名の方より応募いただきましたが、先着5名の方に招待券を2枚お送りさせていただきます。
 
東京都 中 様

栃木県 鈴 様

東京都 原 様

神奈川県 菊 様

東京都 今 様


2017年12月14日木曜日

四川チベタヌスの鉢掃除

 
 四川省産の実生チベタヌスの鉢掃除をしていました。

半年ごとに行う鉢表面の崩れた用土を剥がして新しい用土を入れる。

これをやるかやらないかで育ちが大夫変わってくるため、年に2回ほど行う恒例の行事です。

大きい鉢は6号の駄温鉢、小さい方は5号。チベタヌスの花芽が膨らんできているためピンセットで古土をはぎ取るには幾分の注意が必要。

うっかりするとチベタヌスの花芽に傷を付けてしまったり、また逆に用土を大きく取り去ったりして土の中の根を日光に当ててしまい乾燥させてしまいます。

昨日今日みたいに空気が乾燥している時だと、あっという間に黒かった根が白くなってしまう。

用土に関してはアレを入れろとかコレをいれろとかは関係なく、ハイブリッド用の組み合わせに若干軽石を多くするだけ。

それでほとんど問題なく育つ。

チベタヌスを育てる鍵は使う鉢、夏の灌水方法、夏の間の置き場所。

間違いやすいのは、やたらめっぽうに植え替えをすること。

過去、通常の育ち方をしているチベタヌスをいじくり回して幾つ腐らせたり枯らしたりしただろう。

5号駄温鉢入り。

2017年12月13日水曜日

池袋サンシャインシティのクリスマスローズ展招待券プレゼント

夕方、佐川急便さんが段ボール箱を届けてくれました。
 
中身は来年の2月に開催される池袋サンシャインシティのクリスマスローズ展のポスターと招待券。
 
毎年、恒例になりましたが若泉ファームからクリスマスローズの愛好家の皆さんへのクリスマスプレゼントです。
 
 
 
 
 
池袋サンシャインシティで開催される「クリスマスローズの世界展」の招待券プレゼントのご紹介です。
お一人二枚、5名様にプレゼントいたします。

http://www.wakaizumi-farm.com/

発表このブログで行いますが参加者多数の場合、抽選となることをご了承ください。

ホームページトップに設定しています「お問い合わせ」よりお名前 郵便番号 ご住所を記入の上お申し込みください。

12月14日、午前10時にて受付を終了いたします。

2017年12月10日日曜日

チベタヌスが咲いてきました


11月の末に中国からやって来たクリスマスローズの原種、チベタヌスがピンクの花を広げようとしています。

届いたときはネットショップのオープンも控えていて大慌てで5号鉢に植え替えていたところ、気がつくと蕾の先端がピンクに色づきあっというまに咲いてきてしまいました。

2017年12月7日木曜日

原種 トルカータス


1月から開始するネットショップにあげるクリスマスローズの原種、トルカータスの蕾があがってきています。

時期的には通常の年より若干、速く蕾が膨らんできて原種好きのお客様には喜んでいただけるかと思っています。

次に蕾があがってくるのはどんな原種か楽しみです。

2017年12月4日月曜日

冬将軍を迎えて日本スイセンがいっぱい咲いてきました


今日の気象情報を眺めてみるとシベリアから冬将軍がやってくるようです。

毎年、クリスマスが近づいてくると今年の冬の降雪はどうかなどと心配が募ります。

北国の方には申し訳無いのですが、関東は空っ風の産地、群馬や栃木の山を越えて木枯らしが吹きすさぶ、今は住宅が多くなりそれほどでもありませんが、田園地帯だったっころはこの空っ風に手はアカギレ、そんな子供達がたくさんいました。

それも今は昔。
 
 冬将軍が来る前に庭で馥郁と冬の香りを奏でてくれる日本スイセン、少しずつですが咲いてきます。

クリスマスローズの花が庭を彩るにはまだまだ、その空いた時間を埋め尽くしてくれるのが白と黄色の弁を見せてくれる日本スイセン。


クリスマスローズや日本スイセンと一緒にギボウシを植え込んでいます。

日本スイセンが咲いてくると同時にそれまで緑と斑で眼を楽しませてくれましたが今は赤く枯れた葉が目立ちます。

クリスマスローズの芽が立ち上がってくるまで清楚で品のある花と香りを楽しませてくださいね。


2017年12月3日日曜日

絹の花芽がピンク色にふくらんで

 
 実生から7年目の絹の蕾が少しずつ膨らんで一部の蕾は淡いピンク色に染まってきています。

この段階で日々の灌水で崩れた赤玉土や肥料の滓を取り除き軽石と鹿沼土を2センチ位かぶせています。

崩れた表土をそのままにしていると病気の原因となったり、せっかく立ち上がった花芽をきたなく汚したりしてしまいます。

そんな訳で、表土の入れ替え。

全部の親株に行うことは人的に難しいのですができる限り行うようにはしてます。

 
一昨年の2月始め、蕾が膨らんできて力強く花茎を立ち上げようとします。

クリスマスローズの花のすばらしさ、それは綺麗に色鮮やかに冬空を飾ってくれるだけで無く、寒さの中、力強く立ち上がってくる花茎に心を奪われてしまいます。

蕾のうちは濃いピンクで大理石模様が蕾を開かせるうちに淡い桜色に変化する、それはこの絹の見所で、なを大きな花がこれ見よがしに開くのでは無く、数多くの花茎に花を咲かせる。

醍醐味です。

ちなみに絹の育種に使ったニゲル、一口にニゲルと行ってもヘレボルス独特の変異があって大きな花を咲かせたり、花弁が乱れたり、小さな花を数多く付けたりと変異は様々。

親はまず、多花、多茎、小輪、最初はただ花粉をかければとやっていたものですが、それでは育種は出来ないと悟り、茎を多く、グリーンが花に入らず、花の大きさは小さく、数多くの組み合わせを行って最後にたどり着いたのが20年ほど前に入手した地堀のニゲル。

その地堀のニゲルは残念なっことをしましたが、その系統のニゲルはたっぷりの花を咲かせて幾つかの親になってきています。

しかしどこにでもいるニゲルですがこの系統はうっかりすると昇天させてしまうことが多々あります。

そんな訳で、毎年、僅かな種を採取し系統を維持しなければなりません。


2017年12月2日土曜日

農場からやってきたクリスマスローズ

 
 冬景色というにはまだ早い師走の景色ですがオマセなクリスマスローズが咲いてきました。

家と農場の気温差は冬で3度から5度、ビニールハウスを開けていると冷たい風がビュット入ってきて寒さも厳しいです。

しかし作業をしているときは扉を閉めますので、それはそれは春が来たよう。

それが悪戯をしたせいか幾つかのクリスマスローズが咲いてきて直売場にやってきました。
原種の販売株も蕾を膨らませていつでも咲けますよと芽で合図をしています。

http://www.wakaizumi-farm.com/karenda-.htm